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薬草を病気・症状から説明した一覧表

病気・症状から説明・薬草・漢方薬一覧表


胃炎(胃カタル)
胃炎は、胃の内側の粘膜に炎症が起こる病気で、急性型のものと慢性型のものがあります。急性胃炎は、酒の飲み過ぎなど暴飲暴食が一番の原因とされており、食欲不振、胃部の不快感や吐き気、胃痛倦怠感などの症状が生じます。普通は数日で治りますが、ときには慢性胃炎に移行することもありますので注意が必要です。中毒性の急性胃炎は更に口内のただれや全身の虚脱症を示し、いっそう重い症状では、胃出血をみることがあります。

慢性胃炎は、日本人に非常に多い病気で、前述したように急性胃炎から移行する場合もあり、その原因がはっきりしない場合が多いのですが、食事の不摂生が主な原因になります。胃がふくれ、軽度の圧痛と胸焼けや、おくびが強く疲労倦怠感があり、非常に治りにくい病気であるといわれています。胃潰瘍や胃がんには慢性胃炎が伴うことが多いのは確かですので、「たかが慢性胃炎」などと軽くみないで、根気よく治療することが大切です。


「胃炎(胃カタル)」 (民間薬)

アカメガシワ アキカラマツ アロエ ウコン カミツレ クロモジ ショウブ ツルナ
ホオノキ ヨシ            
薬用植物名 採集時期 成分 薬効 用法説明
ウコン
根茎(晩秋)
黄色素クルクミン
抗癌・肝臓・高血圧・糖尿病・狭心症・胆汁分泌促進・抗菌作用・てんかん
@晩秋の根茎を採取して、蒸してから天日で乾燥A1日量5〜10グラムを水0.4リットルを煎じて約半量にして、1日3回食間か食前に飲用。Bまたは、お茶のようにお湯を注いで飲用。
カミツレ 花(5〜6月)   消炎・鎮痛・強壮・美容 @5〜6月の花の中心の黄色が鮮やかになり、花の一番元気のあるときに採取。A日陰で乾燥。Bお茶のように熱湯を注いで5分くらいしてから1日3回食前に飲用。




薬草の用い方は「健康を維持するための薬草・用法から」健康補助食品・飲料の各コンテンツをご覧ください。
「胃炎(胃カタル)」 (漢方薬)
安中散(あんちゅうさん) 延年半夏湯(えんねんはんげとう) 黄連湯(おうれんとう) 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
加減涼膈散(かげんりょうかくさん) 甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう) 五積散(ごしゃくさん) 五苓散(ごれいさん)
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) 四逆散(しぎゃくさん) 四君子湯(しくんしとう) 小柴胡湯(しょうさいことう)
旋覆花代赭石湯(せんぷくかたいしゃせきとう) 大柴胡湯(だいさいことう) 人参湯(にんじんとう) 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
茯苓飲(ぶくりょういん) 平胃散(へいいさん) 六君子湯(りつくんしとう)  

 

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