頭痛の原因となる病気は多く、かぜをはじめ、眼科、耳鼻科、歯科、婦人科の病気、高血圧、貧血、さらに脳腫瘍(のうしゅよう)などの神経系の病気まで数え切れないほどありますが、これらの原因となる病気さえ治療すれば頭痛も治ります。 しかし、これとは別に、はっきりとした病気や原因がわからないままに、頭痛で苦しめられる場合があります。広く常習性頭痛といわれるもので、偏頭痛と精神的な緊張や俗にいうこんをつめてこまかい仕事などをしたときに起きる緊張性頭痛の2つがあげられます。
これらは、自律神経失調症の状態や、体質的、遺伝的な要素が関係していると考えられますが、原因がはっきりしないために鎮痛剤に依存してしまうことが多く、その結果、副作用として別な障害をつくることがありますので、十分な注意が必要です。
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