呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
適応症 頭痛(ずつう) 脚気(かっけ) 嘔吐(おうと)症 日射病 しゃっくり      
               
目標 頭痛がして冷えを伴い、胃部圧重患があり、嘔吐または悪心(おしん)があるもの。

 

構成 呉茱萸(ごしゅゆ):2 人参(にんじん):1 大棗(だいそう):3 生姜(しょうきょう):3  
         
備考 本方の、適応するのは発作性の激しい頭痛や嘔吐症で、多くの場合胃腸部に冷感や水分の停滞感を伴います。頭痛は肩こりから始まって、耳の後ろからこみかみにかけて、激しい偏頭痛となってあらわれることが多いようです。

本方と同様に、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)も胃腸虚弱で頭痛を訴える人に用いますが、強いめまいを伴うのが特徴です。本方をしゃっくりに用いる場合には、体力や胃腸虚弱とあまり関係なく使用できます。また、本方は頭が痛い時だけでなく、再発を予防する意味で、間歇(かんけつ)期にも連用した方が効果がよいようです。

 


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