しみは顔面、とくに目や口の周囲にできる、褐色から黒褐色の形の不規則な斑(はん)です。大きさは指先大から、手のひらぐらいのものまであり、一般に思春期以後、とくに中年以後の女性に多いものです。精神的・肉体的な過労や強い日光にあたったとき、また月経時に色が濃くなることがあります。 原因は、妊娠、卵巣・子宮などの婦人科的病気、副腎皮質障害、肝臓障害、精神的・肉体的疲労、化粧品の使用などがあげられますが、原因不明のことも多いようです。
そばかすは、おもに顔、目や鼻のまわりに多くできる、アワ粒大の褐色か黒褐色の斑点です。色白の婦人に多く、思春期以後に目立つようになります。原因は、先天的なもので、しばしば遺伝します。
漢方では、体の調子を整え、体質を変えて、抵抗力をつける目的で体内の「おけつ」を去りとり、肝機能を向上させるような働きの処方を用いて治療します。
|