大承気湯(だいじょうきとう)
適応症 便秘 高血圧症 神経症 食中り        
目標 腹部の力があり、硬くつかえて便秘するもの。あるいは肥満体質で便秘するもの。

 

 

構成 大黄(だいおう):1 枳実(きじつ):2 芒硝(ぼうしょう):2 厚朴(こうぼく):3  
         
         
備考 本方の、本来の使用方法は、急性熱性疾患の経過中に高熱を発して、腹がはって便秘したり、うわごとをいったりするなどの、精神神経症状もある場合に用いる処方ですが、現在では抗生剤の普及によって、本方を用いる機会はほとんどありません。

現在の本方の使用は、瀉下(しゃげ)作用が著しいので、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)桃核承気湯(とうがくじょうきとう)を用いても、効果のない体力のある人の頑固な便秘に用いられます。ただし、虚弱者や衰弱者には禁忌の処方です。

 

 


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