桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
適応症 腸炎(腸カタル) 慢性腹膜炎 しぶり腹 慢性虫垂炎 移動性盲腸      
               
目標 腹痛がして下痢し腹部が膨満して、ときには便秘したり嘔吐(おうと)するもの。

 

構成 桂枝(けいし):3 大棗(たいそう):3 生姜(しょうきょう):3 芍薬(しゃくやく):4 甘草(かんぞう):2
         
備考 本方は、桂枝湯(けいしとう)の芍薬(しゃくやく)を増量したもので、腹痛や排便異常があるときに用います。多くの場合、腹部膨満感を訴え、服直筋の緊張が認められます。適応性にある疾患の中で裏急(りきゅう)後重「しぶり腹」を伴う下痢、あるいは大便が快通しないなどの症状を認める場合に用います。

 


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