黄疸の治療薬として有名な処方ですが、黄疸がなくても用います。上腹部から胸部にかけて何ともいえぬ不快な苦しさがあり、悪心や便秘を伴います。しばしば口渇(こうかつ)や尿量減少があります。 急性肝炎や胆嚢炎(たんのうえん)、胆石症に伴う黄疸によく用いられますが、肝硬変や肝臓がんによるものには効果がありません。
亜急性ないし慢性期には、
五苓散(ごれいさん)や
小柴胡湯(しょうさいことう)などを合わせて用います。また熱症状、炎症症状の緩和なもの、便秘のない人には、
茵陳五苓散(いんちんごれいさん)や
梔子柏皮湯(ししはくひとう)を考慮します。
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