むくみとは、体表部分に余分な水分が溜まっている状態のことをいいます。すねとか額の生え際などすぐ下に骨のある部分を指先で押してみると、ひどくへこんだり、なかなか元に戻らないような場合にはむくみと考えられます。 むくみの現れ方は病気によって違いがあります。腎臓病の場合には、初め顔面、とくにまぶたからむくみ、心臓病のように血液の循環が悪い場合には、足、とくにくるぶし関節の付近からむくみ、そして全身におよびます。むくみの原因の大部分は腎臓と心臓の障害ですが、そのほか肝臓病から起こる腹水や、肺気腫(はいきしゅ)などの呼吸器の病気、妊娠中毒、脚気(かっけ)、重症時の栄養失調でもむくみが起きます。
|