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【監修】一般社団法人 和ハーブ協会
 

ウキクサ       （ウキクサ科ウキクサ属：１年草：草丈 ～ センチ：花期 ～8月）

薬効
利尿 発汗、解熱
分布生育場所

科名：ウキクサ科/属名：ウキクサ属
和名：浮草/学名：Spirodela polyrhiza
日本全土の水田、沼、池など普通に自生。アジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、インド、オーストラリア、アフリカなど世界中に分布


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見分け方・特徴

日本全土の水田などの雑草として自生する1年草
まれに芽だけで越冬するが、葉が水面に浮かび卵状で長さ5～6ミリ、水中には5～11本の根がある
ウキクサと混ざって、長さ2～3.5ミリの小型のアオウキクサがある

　
採集と調整
6～9月頃に、ウキクサを網などですくい水洗いして、天日で乾燥する

　
薬効・用い方
利尿、むくみには、ウキクサとハコベを乾燥したものを、等分に1回量4～8グラムを、水0.3リットルで半量まで煎じて服用という記述が、「和方一万方（わほういちまんほう/1888/村井杶（むたいちゅん）」にある
発汗、解熱には、ウキクサ乾燥を4～8グラム、0.3リットルで半量まで煎じて服用

　
その他
名前の由来は、水面に浮く様子からウキクサ。漢名浮萍（ふひょう）も水面に浮くことからついた
古名には、カガミグサ（鏡草）、タネナシ（種無）、ナキモノグサ（無者草）がある
「本草和名（ほんぞうわみょう/918）」には、漢名水萍（すいひょう）に和名ウキクサ。
「和名抄（わみょうしょう-932）」には、漢名萍（ひょう）に和名ウキクサをあてている

ウキクサは、約10日で10～20倍に増える。乾燥品は重量の約40％が、粗タンパクで大豆に匹敵するという

中国最古の本草書「神農本草経（しんのうほんぞうきょう）」、「和漢三才図絵（わかんさんさいずえ/1713）」には、利尿、むくみを防ぐという記述がある
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Photo Masayuki Tsuno
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