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コマクサ    　　　   （ケシ科コマクサ属：多年草：草丈 ～15センチ：花期 ～8月）

薬効
腹痛
分布生育場所

科名：ケシ科/属名：コマクサ属
和名：駒草/学名：Dicentra peregrina
北海道、本州の中部以北の高山帯の砂礫地に自生する多年草
千島、カムチャッカ、サハリン、シベリア東部に分布

ケシ科キケマン属ミヤマキケマン（深山黄華鬘）
ケシ科キケマン属ムラサキキケマン（紫黄華鬘）
ケシ科キケマン属ケマンソウ（華鬘草）

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見分け方・特徴

日本での高山植物の代表種で他の植物が生えないような砂礫地の斜面に自生する
根茎は短く黄褐色の細根は細く長く伸びる
葉は根生葉、3出複葉、多数細裂して裂片は線状、帯青白色で無毛
花は7～8月頃、5～10センチの花茎の先端に2～7個の淡紅色の花を下向きにつける
萼片2、広卵形、花弁4、上部は反り返る
果実は蒴果、熟すと裂けて黒色の種子を落とす
採集と調整
国の特別保護植物であり採取はできない


　
薬効・用い方
有効成分として、全草にアルカロイド・ジセントリン、プロトピン、クエルセチンモノメチールエーテルなどを含む

一般的には、ジセントリン、プロトピンは鎮痛作用がある


　
その他
名の由来は、花の蕾の形を、馬の面（うまのつら）に見立てて、駒草（こまくさ）の名になったという

木曾御嶽山（きそおんたけさん）では、御駒草（おこまくさ）と敬称の意味を込めて呼び、貴重な植物から、金銀草（きんぎんそう）と呼ぶ別名もあるという


　
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Photo Masayuki Tsuno
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