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タニウツギ         （スイカズラ科タニウツギ属：落葉低木：樹高 ～5メートル：花期 ～6月）

薬効
健康茶に 山菜
分布生育場所

科名：スイカズラ科/属名：タニウツギ属
和名：谷空木/学名：Weigela hortensis
北海道の西部、本州の日本海側の山地の日当たりの良い場所。日本固有種

ユキノシタ科ウツギ属ウツギ
スイカズラ科タニウツギ属ベニウツギ（紅空木/園芸品種）
スイカズラ科スイカズラ属スイカズラ（吸葛）


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見分け方・特徴

北海道（西部）～本州の日本海側の日当たりの良い山地に自生する落葉低木
幹は、下部から良く枝分かれして株立ちになり高さ2～5メートル
樹皮は、古くなると灰褐色で縦に剥がれる
葉は対生、長さ5～10センチの楕円形～卵状楕円形、葉縁には細かい鋸歯があり先端は尖る
花は5～7月頃新枝の先端、葉腋から淡紅色～紅色の花を散房花序に多数つける
花は、2～3個つき、花冠の長さ2～3センチの漏斗状、先端は5裂、雄しべ5、雌しべ1
果実は、蒴果、長さ2～2.5センチ、熟すと約2ミリの種子を多数出す


　
採集と調整
開花前の若葉を摘み取り、洗い日干しにして乾燥させる
５月頃の若芽、若葉を摘む
薬効・用い方
日干しにした若葉を、水に浸してから10～20分程度蒸したものを、再度日干しにして乾燥して保存したものを、麦茶のように煮出して飲用する

日干しにして、蒸して乾燥したものを、砕いて水に浸して、炊き立てのご飯に塩少々と混ぜてウツギ飯にして食べる

若葉若芽は、揚げ物、熱湯で茹でて水にさらして油いためなどにして食べる
昔はカテとして食べたといい、葉を干して、臼（うす）で米粒ほどに砕いて用いたという。
この保存法は、水に浸して蒸して、干して二重俵に入れて火棚に上げると、幾十年も味が変わらないといい、食べるには、煮て絞り、飯の上にのせて食べたという。
その他
日本海側の多雪地帯には普通に見られ、斜面や谷沿いなどに日当たりの良い場所に自生することから、タニウツギの名になった

卯の花のウツギは、ユキノシタ科でタニウツギとは違う


　
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Photo Masayuki Tsuno
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