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セイロンニッケイ/シナモン
                   （クスノキ科ニッケイ属：常緑高木：樹高 ～18メートル：花期 ～ 月）

薬効
抗菌 抗真菌作用 スパイス
分布生育場所

科名：クスノキ科/属名：ニッケイ属
和名：セイロンニッケイ／シナモン/学名：Cinnamomum verum
スリランカ、インド原産



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見分け方・特徴

スリランカ、インドの原産で高さ8～18メートルになる常緑高木
原産地の高度500メートルまでの熱帯雨林に繁殖する
樹皮は柔らかい赤褐色、黄色の花がつく


　
採集と調整
世界中の熱帯地方で広く栽培されていて、フィリピン、西インド諸島では、挿し木で繁殖して、2年目の雨期に若枝を切り、樹皮を剥ぎ、24時間放置して発酵したものの内側の樹皮をシナモンとして使う


　
薬効・用い方
有効成分は、揮発油4％以下（ケイアルデヒド65～75％、オイゲノール4～10％）、タンニン、クマリン、粘液質

樹皮の抽出物には、抗菌、抗真菌作用があり、駆風、抗痙攣、殺菌、抗ウイルスに対して有効な作用がある

インド、ヨーロッパでは、古代の温補療法としての薬木で伝統的に用いられていて、生姜と組み合わせて用いる
特に爪先の血液の循環を刺激する。むかつきや吐き気、下痢などの消化器系の症状や筋肉痛、風邪などの症状に用いられる伝統的な薬木として知られる
インドでは、濃縮した抽出液を避妊薬として出産後に用いるという、また、弱い月経促進作用があるという
その他
シナモン(Cinnamon)/ヒンズー名ダルキーニ(Dalcini)は、世界中でも重要なスパイスのひとつで、ユダヤ教の戒律「トラハ/Torah」に初めて名を残している古代の薬用植物

インドでは古くから用いられていた歴史があり、エジプトやヨーロッパの一部では、紀元前500年頃から薬木として用いられていたという

異名Cinnamomum zeylanicum


　
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Photo Masayuki Tsuno
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