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水野瑞夫/家庭の民間薬・漢方薬、一般社団法人和ハーブ協会/和ハーブ図鑑、A･シエヴァリエ/世界薬用植物百科事典、牧野富太郎/日本植物図鑑、原色高山植物大図鑑、原色日本薬用植物図鑑、原色日本樹木図鑑、伊澤一男/薬用カラー大事典、橋本郁三/食べられる野生植物大事典、田中孝治/薬になる植物百科、水野瑞夫/食効、所鳳弘/薬草染、山渓/日本の野草・樹木・高山植物、山渓/樹に咲く花1･2･5･8、山渓/野草の名前春･夏･秋冬、木の大百科、木の名の由来、植物名の由来、園芸植物名の由来、草木染、続草木染
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【監修】一般社団法人 和ハーブ協会
 

オオウラジロノキ      （バラ科リンゴ属：落葉高木：樹高 ～10メートル：花期 ～5月）

薬効
食用
分布生育場所

科名：バラ科/属名：リンゴ属
和名：大裏白の木/別名：オオズミ/学名：Malus tschonoskii
本州、四国、九州（九重山）の深山～比較的乾燥した尾根

バラ科リンゴ属ズミ（酢実）


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見分け方・特徴

高さ10～15メートル、幹の径30～40センチの落葉高木で個体数は少ないので発見は困難という
樹皮は新枝は黄緑色、のちに紫褐色、縦に裂け目が出る
葉は互生、広卵形～楕円形、長さ5～14センチ、幅4～9センチ、葉縁に荒い鋸歯～重鋸歯があり、若葉には綿毛があり、のちに無毛になる
花は5月頃に、淡枝の先端に数個の径2.5～3センチの白色まれに淡紅色を帯びる5弁花をつける
花弁は、楕円形～円形、花柱5、雄しべ40
果実は、球形～卵形球形のナシ状果、直径2～3センチ、10月頃に黄緑色～淡紅色に熟す、果肉は緑色を帯びた白色でリンゴのように酸味と甘味があり食べられる
採集と調整
秋に淡紅色～赤色に熟した果実を採取


　
薬効・用い方
生食、健康酒などにするが個体数が少なくめったに見れない
自然保護の目的から、1～2個味見をする程度にしたい

樹皮からは、黄色の染料がとれ、材は器具材、家具材に向くという


　
その他
名の由来は、ナナカマド属のウラジロノキ（裏白の木）に葉や実が似ていて、実が大きいことからオオウラジロノキ（大裏白の木）の名になった

別名のオオズミ（大酸実）は、果実が食べられてズミ（酸実）の実より大きいことから
他の方言には、ヤマリンゴ、ヤマナシなどの方言があるというが、すべて食べられる実からついた名になる
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Photo Masayuki Tsuno
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