薬草などの説明は、「医薬品医療機器等法」の範囲で対応しておりますが、不適切な表現などがある場合には、下記宛てにご連絡をお願い致します。
【注意事項】
各薬草ホームページの薬草コンテンツの説明・効能・用法などの説明は、薬理実験及び一般的な民間薬としての説明であり、「イー薬草・ドット・コム」などが保障するものでは、ありません。
【薬草参考文献】
水野瑞夫/家庭の民間薬・漢方薬、一般社団法人和ハーブ協会/和ハーブ図鑑、A・シエヴァリエ/世界薬用植物百科事典、牧野富太郎/日本植物図鑑、原色高山植物大図鑑、原色日本薬用植物図鑑、原色日本樹木図鑑、伊澤一男/薬用カラー大事典、橋本郁三/食べられる野生植物大事典、田中孝治/薬になる植物百科、水野瑞夫/食効、所鳳弘/薬草染、山渓/日本の野草・樹木・高山植物、山渓/樹に咲く花1・2・5・8、山渓/野草の名前春・夏・秋冬、木の大百科、木の名の由来、植物名の由来、園芸植物名の由来、草木染、続草木染
●当サイトはリンクフリーです。
●画像・文章等、当サイトの情報は著作権上無断で使用・引用できません。必ずお問い合わせください。
【監修】一般社団法人 和ハーブ協会
 

タカトウダイ      (トウダイグサ科トウダイグサ属:多年草:草丈 ~80センチ:花期 ~5月)

薬効
腫れ物の痛み/外用  有毒
 
分布生育場所

科名:トウダイグサ科/属名:トウダイグサ属
和名:高燈台/生薬名:大戟(だいげき)/学名:Euphorbia pekinensis
本州、四国、九州の山地、丘陵の草地などに自生
朝鮮半島、中国全土に広く分布

トウダイグサ科トウダイグサ属のノウルシ
トウダイグサ科トウダイグサ属のタカトウダイ
トウダイグサ科トウダイグサ属のナツトウダイ
トウダイグサ科トウダイグサ属オリープ油を偽製したというホルトソウ


(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

本州、四国、九州の山地の草地などに自生する多年草で高さ60~80センチ
茎は、直立、表面には白い柔毛があり折ると白色の乳液が出る
葉は互生、長楕円~披針形、長さ5~7センチ、幅約1センチ、葉縁にわずかな鋸歯がある
茎の上部に5枚の葉が輪生して、その上の茎が5本に伸び花をつける
花は7~8月、緑黄色、直径約4ミリ、各茎の頂部につけ、長い柄のある雌花1本、雄花数本が壺形の小総苞に入っている
子房は丸く3本の花柱が伸びていて、4本の蜜腺があり黄色の蜜を分泌する
花後は、扁球形の蒴果を結ぶ
秋には茎葉が赤く紅葉する

採集と調整
秋に根茎を掘り取って、水で洗い、細かく刻んで、日干しにして乾燥させる

乾燥した根茎を中国では、生薬名大戟(だいげき)と呼び、腎臓病のむくみの改善に古くから用いている


薬効・用い方
有毒部位:全草(特に根茎)
有毒成分:ガンマオイルホルボール他
中毒症状:嘔吐、腹痛、下痢など

       
ナツトウダイノウルシと同様に、葉や茎から出る乳液に触れると炎症を起こす場合がある

有効成分:トリテルペノイドのオイホルボール、オイホルボール・ヘキサコソイート、ゴム質、樹脂、シュウ酸石灰などを含有する

腫れ物の傷み、腫れ物には、日干し乾燥した根茎約15グラム、水0.6リットルを3分の1量まで煎じて、濾してから冷まして、ガーゼに浸して1日数回、患部をぬぐう

中国では、乾燥した根茎を、大戟(だいげき)と呼び、腎臓病のむくみの改善に用いられているが、根茎や全草は有毒で服用はしないこと、外用だけに用いる


その他
名の由来は、トウダイグサ(燈台草)より草丈が高いことから、タカトウダイ(高燈台)の名になったという


左上イー薬草・ドット・コム・安心安全の健康食品のネット販売をクリックするとメインページへ戻ります。
Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan