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マメグンバイナズナ
                  （アブラナ科マメグンバイナズナ属：1～越年草：草丈 ～60センチ：花期 ～7月）

薬効
利尿　 香辛料の代用
　
分布生育場所

科名：アブラナ科/属名：マメグンバイナズナ属
和名：豆軍配薺/学名：Lepidium virginicum
北アメリカ原産の帰化植物 、明治43年(1910)頃、神戸で採取されたという記録がある
日本全国の荒地、空き地、路傍などに自生


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見分け方・特徴

秋に発芽して根生葉をロゼット状に広げて越年～春に発芽する1～越年草で高さ30～60センチ
茎は上部で多数枝わかれして繁茂する
葉は互生、長楕円形で粗い鋸歯があり短柄がある
花は、5～7月頃に、茎の上部に多数の花柄を出して、緑白色小花を総状花序に多数つける
花は、花弁4枚、がく4枚、雄しべ2本
果実は、直径2～3ミリ、扁平な短角果で、ぐんばい状の形をしている
果実は、2室あり中に扁平で楕円形の赤褐色の種子が1個ある

グンバイナズナとの違いは、全体がやや小型で、葉がグンバイナズナは楕円形、葉柄が無く、種子が1室に2～5個あるが、マメグンバイナズナは、葉が長楕円形で葉柄があり、種子が1室に1個、で区別するという
採集と調整整
種子は、果実が熟した頃に全草を採取して、日干しにして乾燥させて、果穂を打ち付けて種子を集める

全草は、花の時期に刈り取り、日干しにして乾燥する
薬効・用い方
有効成分は、葉の辛味成分にシニグリン、酵素ミロシンにより分解されて、揮発性アリルイソチオシネート（芥子油）になる

利尿には、乾燥した種子約5グラム、水0.4～0.6リットルを半量まで煎じて1日3回に分けて服用
また、乾燥した全草は、10～15グラム、水約0.6リットルで半量まで煎じて1日3回に分けて服用

香辛料の代用としては、新鮮な葉を、水洗いして、タデやショウガの代用にして食べられる
その他
名の由来は、花後の果穂の並んだ果実を、軍配（ぐんばい）に見立てた

マメグンバイナズナは、北アメリカ原産の帰化植物のひとつで、人家付近の荒地、空き地に生えて、現在は、東アジアにも広く帰化しているという


　
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Photo Masayuki Tsuno
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