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セイヨウバクチノキ     　 （バラ科サクラ属：常緑小高木：樹高 ～6メートル：花期 ～5月）

薬効
鎮咳 薬用酒/疲労回復
　
分布生育場所

科名：バラ科/属名：サクラ属
和名：西洋博打の木/別名：チェリーローレル/生薬名：ラウロツェラズス葉/学名：Prunus laurocerasus
ヨーロッパ南東部～バルカン半島の原産。ヨーロッパには広く分布
日本では、庭木、公園樹など植栽される。園芸品種が数種類ある



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見分け方・特徴

高さ2～6メートルになる常緑小高木
若枝は淡緑色でなめらか、樹皮は老木になると黒褐色になり剥がれ落ちる
葉は互生、表面は濃緑色、革質で光沢があり厚く、先端は短く尖り、葉縁には浅い鋸歯がある。長さ8～15センチ、幅3～5センチの長楕円形～倒卵形
花は、4～5月前年伸びた枝の葉腋から10～12センチの、芳香のある白色の小花を密に総状花序に付け直立する
花は白色、直径約1センチ、花弁は卵円形、長さ約0.8センチ、雄しべ約18本、放射状に出る
果実は、広卵形～球形、長さ約1.2センチ、秋に紫黒色に熟す

日本の本州の関東以西に自生がある、バクチノキは、花が9～10月につき花序が横向きで3～5センチと短い
採集と調整
春に葉を採取して断細し、水蒸気蒸留で、ラウロツェラズス水を作る

秋に紫黒色に熟す前の果実を採取する
薬効・用い方
有効成分：葉には、シアン配糖体のプルナシン、酵素の加水分解により、ベンズアルデヒド、シアン水素、ブドウ糖に変わる

鎮咳には、ラウロツェラズス水を1回に20～40CCそのまま服用する

秋に紫黒色に熟す前の果実は、薬用酒にする。集めた果実をそのまま、ワインかホワイトリカー2～3倍量に漬け込み数ヶ月冷暗所に置き、1回に約30CCを、食前か食後に飲用する、疲労回復に効果があるという。
その他
名の由来は、「博打の木（ばくちのき）」は、樹皮が剥がれ落ちる様子を、博打（ばくち）に負けて裸（はだか）になる。にたとえたもので、西洋から渡来した名をあてた。

また、イギリスでの呼び名の、チェリーローレルは、花に芳香があることからついたという
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan