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水野瑞夫/家庭の民間薬・漢方薬、一般社団法人和ハーブ協会/和ハーブ図鑑、A･シエヴァリエ/世界薬用植物百科事典、牧野富太郎/日本植物図鑑、原色高山植物大図鑑、原色日本薬用植物図鑑、原色日本樹木図鑑、伊澤一男/薬用カラー大事典、橋本郁三/食べられる野生植物大事典、田中孝治/薬になる植物百科、水野瑞夫/食効、所鳳弘/薬草染、山渓/日本の野草・樹木・高山植物、山渓/樹に咲く花1･2･5･8、山渓/野草の名前春･夏･秋冬、木の大百科、木の名の由来、植物名の由来、園芸植物名の由来、草木染、続草木染
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【監修】一般社団法人 和ハーブ協会
 

ベニバナイチヤクソウ
　　　　　　　　　　　　　（イチヤクソウ科イチヤクソウ属：多年草：草丈 ～20センチ：花期 ～8月）

薬効
利尿　 脚気
　
分布生育場所

科名：イチヤクソウ科/属名：イチヤクソウ属
和名：紅花一薬草/学名：Pyrola incarnata
本州中部以北～北海道の亜高山～高山帯の樹林下、林縁などに自生する半寄生植物
朝鮮半島、中国、シベリアなど東北アジア、北米に分布
イチヤクソウ科イチヤクソウ属のイチヤクソウ、北海道、本州中部以北の深山の針葉樹林の下などに自生するコバノイチヤクソウ


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見分け方・特徴

イチヤクソウに似た少し大型で高さ20～25センチ、花色が淡紅色の半寄生植物の多年草
葉は、常緑で根生葉が5～8枚、円形、長さ3～5センチ、幅2.5～4.5センチ、表面には光沢がある
花は、6～8月頃に花茎を20～25センチ伸ばして淡紅色の椀形の花冠が半分ひらいて７～15個下向きにまばらにつける
花は基部がついた合弁花、5弁花のようにみえる。雄しべ10本、雌しべ1本の花柱が花冠から出る

イチヤクソウ（一薬草）との違いは、ベニバナイチヤクソウは少し大きく、花の色が淡紅色、花柱が長く突き出す。イチヤクソウは、花の色は白色、長く突き出す花柱が湾曲する
採集と調整
秋に全草を掘り取り、風通しの良い場所で陰干しにして乾燥させる
薬効・用い方
有効成分は、茎葉には、ホモアルブチン、タラキセロール、ベータ・シトステロール、メチール桂皮酸。根茎には、タラクセロール、ベータ・シトステロール、メチール桂皮酸。その他に、ジメチールナフトキノンなどを含む

利尿、脚気には、乾燥した全草1日量約10グラム、水0.4リットル、3分の1量まで煎じて、3回に分けて服用する
その他
名の由来は、白花のイチヤクソウの紅色から、ベニバナイチヤクソウ（紅花一薬草）の名になった

高山植物としては、人気が No,1　であり、半寄生植物であることから非常に栽培は難しい
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan