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【監修】一般社団法人 和ハーブ協会 |
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ニワウメ
(バラ科サクラ属:落葉低木:樹高 ~2メートル:花期 ~4月)
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薬効
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利尿・便秘 |
歯痛・歯ぐきの腫れ |
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分布生育場所 |
科名:バラ科/属名:サクラ属 和名:庭梅/別名:チャイナベリー,一才ニワザクラ/生薬名:郁李仁(いくりにん)/学名:Prunus japonica
中国原産。華北、華中、華南の山地に自生
日本には、江戸時代に中国から渡来。庭木、花材、鉢植え、薬用に栽培。
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見分け方・特徴
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高さ1~2メートルの落葉低木。株立ち状の樹形になる
葉は互生、長さ4~6センチ、卵形~卵状披針形、基部は円形、先端は鋭く尖り、葉縁には細かい重鋸歯がある
花は、4月淡紅色~白色の5弁花を枝に多数つける
果実は、核果、ほぼ球形、直径約1センチ、7月に紫紅色に熟し食べられる
ニワウメ亜属には、ユスラウメ(梅桃)やニワザクラ(庭桜)がある。
ユスラウメとは類縁関係にあり、ニワウメは、高さが1~2メートルと小型、ユスラウメは、葉が卵形でしわ、毛が多く、花の子房、果実にも毛があるが、ニワウメには、葉裏の葉脈に多少の毛があることで区別する
サクラ属には、果実に、モモ、スモモ、ウメがあり、側面に1本の縦溝があるが、ニワウメ亜属には、縦みぞがはっきりと出ないことから、ニワウメ、ユスラウメ、ニワザクラがニワウメ亜属になった
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採集と調整
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秋に果実が成熟したら採取して、水に浸して果肉を除き、殻をとり天日で乾燥して、中の種子を採り、さらに天日で乾燥したものを、生薬名で郁李仁(いくりにん)と呼ぶ
また、根、根の皮は必要時に採取して、水洗いして日干しにして乾燥させたものを、郁李根(いくりこん)と呼ぶ
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薬効・用い方
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郁李仁(いくりにん)は、利尿、便秘に、1日量4~12グラム、水0.3リットルを3分の1量まで煎じて空腹時に1日2回服用する
歯ぐきの腫れや歯痛には、郁李根(いくりこん)や根皮を、8~12グラム細かく刻み、水0.3~0.4リットルで半量まで煎じて、冷めてから、うがいをする
また、7~8月ころに紫紅色に熟した果実は生食、薬酒にして飲用する
薬用酒は、紫紅色に熟した果実200~300グラム、約3倍量の35度ホワイトリカーを入れて冷暗所に約6ヶ月保存し、材料を引き上げて布で濾してから飲用
さらに、熟成させると良い味に仕上がる
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その他 |
名の由来は、花を梅(うめ)に見立てて小型からついた
また、ニワザクラ(庭桜)は、室町時代から栽培されていた記録があり、八重咲きで、白色か淡紅色
母種のヒトエノニワザクラ(中国中部の山地に自生)の変種だという
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan |
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