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シュウカイドウ （シュウカイドウ科シュウカイドウ属：多年草：草丈～60センチ：花期 ～9月）

薬効
皮膚病 たむし
分布生育場所

科名：シュウカイドウ科/属名：シュウカイドウ属
和名：秋海棠/学名：Begonia grandis
中国南部、東南アジア原産
日本には、寛永18年（1641）に中国から輸入したという記述が「改訂版日本博物学年表/1941（白井光太郎著）」にある
各地で栽培、関東以西の暖地に野生化


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見分け方・特徴

茎は、茶色で細く草丈40～60センチ
葉は、互生、広楕円形、葉縁には不規則な鋸歯があり、中央の葉脈から左右の大きさが違う
花は、雄花がはじめに咲き、水平に小さな花弁2枚、やや大きい顎2枚があり、中央に雄しべが球形になる
雌花も雄花と同じ形で、中央に先端が分岐した花柱が3本あり、顎の後ろに三角状の子房がある


採集と調整
8～10月ころの開花期に全草を採取して、洗いそのまま用いる

食用としては、シュウ酸を含み、酸味があり美味しいが、新鮮な葉、花を、サラダなどに散らして食べる程度にしたい


薬効・用い方
有効成分は、全草に殺菌作用がある、シュウ酸を含有

皮膚病、たむしの痒みなどには、茎葉を生のまま、すり潰して、患部に直接塗布する


その他
名の由来は、中国原産の淡紅色の美しい花が咲くバラ科の「海棠（かいどう）」に見立てて、秋に咲く海棠（かいどう）から、秋海棠（しゅうかいどう）の名になった
寛永時代に、日本に渡来して、中国名の漢名を、そのまま音読みして、シュカイドウの名になった



　
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Photo Masayuki Tsuno
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