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ナナカマド           （バラ科ナナカマド属：落葉小高木：樹高　～10メートル：花期　～7月）

薬効
疥癬 あせも
分布生育場所

科名：バラ科/属名：ナナカマド属
和名：七竈/学名：Sorbus commixta
北海道、本州、四国、九州の山地、公園、庭木などに植栽
朝鮮半島、樺太、南千島に分布


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見分け方・特徴

山地に普通に自生する落葉小高木、高さ6～10メートル、樹皮は暗灰褐色、枝は濃紅紫色
葉は、奇数羽状複葉で互生、小葉は9～15、長楕円形、長さ3～7センチ、先端は尖り、葉縁には鋸歯があり、秋の紅葉は美しい
花は、5～7月ころに小花白色5弁花が枝先に密につく、雄しべ20、花柱3～4
果実は偽果で球形、秋～晩秋に赤く熟して固まって垂れ下る

採集と調整
樹皮を随時採取、新鮮なものを用いる

薬効・用い方
樹皮に青酸配糖体のアミグダリンを含有

枝を刻み、1回量約10グラムに水0.6～0.8リットルを3分の1量まで煎じて、患部を洗う

果実は、果実酒の用いるという、また、北海道のアイヌ民族では、病気が流行すると、ナナカマドの枝を家の中で、炊いて煙を出して厄除けをするという

その他
名の由来は、かまどに七回入れて燃やしても、燃えないことから、ナナカマドの名になったという
燃やすと、燃えにくいが、良質の白炭になる

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Photo Masayuki Tsuno
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